イタリアより

滞在日記

オートラント城綺譚/アラゴネーゼ城その2.

オートラント城

お天気に誘われて

お城の周辺も散策

2022.12.23撮影

ゴシック文学の金字塔とも呼ばれる不朽の名作「オートラント城綺譚」(ホレス・ヴォルポール作/平井呈一訳)。奇しくもこれから行く先のお城の物語なので、どんなに期待を膨らませドキドキとしてページを開いたことでしょう。。。元来ホラー小説や映画は、手で顔を覆い、指の隙間から覗くように読んだり鑑賞したりで、ただ単に怖いもの見たさなのだけれど、それにしてもなぁ…いや、確かにそうなのだけれど、ちょっと抜粋しただけでも…

・『シェー!マ、おそろしや!今聞いたことわいのう!見たことわいのう!』(本文そのまま)

・『ヘイ、わたくしめは隣に住む作男でごぜえます』(本文そのまま)

といった、本文の文体は所謂、擬古文訳。「ここは江戸か?」とツッコミながらそのユーモラスでリズム感ある文章に拍子抜けするとともに、お陰で、残虐であろうと思われる場面もさらりと読み流せ、リアルな情景もそう思い描かずに済みました。でないと、夢に出てきそうで…それどころか、真夜中、ホテルの部屋の壁に掛けてある絵が動きでもしたならば…(-"-)💦

オートラントへ行く際の

拠点にした

レッチェのホテルの部屋

この小説は、オートラントの城主であるマンフレッドを中心に、妻のヒッポリタ、娘のマチルダと息子コンラッドコンラッドの婚約者であるイサベラを巡って物語は進みます。マンフレッドのキャラは悪代官。女性はいずれも心優しく品位あふれるお妃たちです。

ネットより

お城の中庭に巨大な兜(かぶと)が落ちて来る…

のっけから、マンフレッドの息子のコンラットが、巨大な兜(かぶと)に押しつぶされて、身がこなごなになるという、それこそ『身の毛もよだつ』展開に身を縮めることになりましたが、イケメンの若者セオドアが登場し、ストーリーは恋愛がらみの様相も呈していきます。『オートラントに昔から伝わる古いお告げ』がこの物語の核となり、以降は混とんとしていくのですが…

どこを切り取っても

堅牢な要塞に囲まれている

2022.12.23撮影

暗く、鬱蒼とした森の中に立つお城…地下牢には魑魅魍魎(ちみもうりょう)が住み付き、亡霊の出現に人々はおののく…う~ん…う~ん…何かが違う…

-続く-