
ラグーサの大聖堂
思い出に深く刻まれる町でした
■2019年12月29日
私の前にチェックインの手続きをしていた旅行者は、荷物の計量で引っかかったようで、そのデジタル計の画面が後ろから見えるのですが、34キロを表示しています。当人達はその重さに驚く風もなく、多分確信犯・・・はなっから超過料金を支払うつもりのようでした。そういえば、随分前のこと、ローマからフィレンツェへの国内線で、荷物の重さの追徴金を取られたことがありました。わずか1㎏のオーバーだったから中の荷物を少し出せば済んだのに、その手間を惜しんで、当時日本円にして4000円を支払ったことを思い出しました。その時は、裏手にある専用カウンターでお金を払い、領収書を持って、改めて手続きをしましたが、パレルモではその場で支払うんだ・・・と、その光景を眺めていました。

アリタリアのチェックインカウンターはA25でした
ところが、当の旅行者が提示したクレジットカードが、器械から何度も跳ねられて、なかなか支払いが終わりません。アリタリアの職員も当事者も焦る風もなく、のんびりしたものです。器械の調子を確かめたり、カードの有効期限や情報を確認したりと、待たされること、なんと40分余り。後ろを振り返ると、さすがに人が列を作っていて、その人波が前へ前へと押して来ています。私は、次の番だから待機するエリアに居ましたが、それより後方の人達は、後ろへ下がれと叱られもして・・・これが日本人なら、他のクレジットカードを差し出すか、現金で支払うだろうにと、手続き中の彼らを眺めていましたが、それでも後方からブーイングが起きないのは、この国のおおらかさか。日本なら、短気な旅行者がたまに居て、舌打ちやこれみよがしのため息が聞こえて来そう・・・と両国を密かに比べもした次第。

パレルモの空港ピアノ
弾き手は誰も居なかったけれど
弾き手は誰も居なかったけれど
さて、チェックインを済ませた次の行程は、受け取ったチケットを持って(荷物のタグの半券が目的地になっているか要確認)、ここでは、更に上階へ上がります。エスカレーターやエレベーターで三階に行き、手荷物検査を受けます。入場口に設置された器械にチケットをかざして、バーコードを読み取らせ通り抜けます。ここではパレルモからローマへの国内線なのでイミグレーションはありません。保安検査場に入場するのにチケットを見せて(これまでは係の人がチェックをしていましたが、今はもう器械相手です)、ここもさっさとクリアしてしまいましょう。この器械の前には、空港のスタッフも立っていて、慣れない旅行者を導いていましたが、シーズンになれば相当混雑するだろなと思います。
※二階にセキュリティチェックが一つありますが、そこではありません。三階に上がります

三階・黄色の矢印がセキュリティチェックの入場口
チケットのバーコードを器械にかざして入ります
チケットのバーコードを器械にかざして入ります
こうして、持っているチケットで入場できたら、いよいよ手荷物検査です。小さな地方空港でも、この検査が一番時間がかかる。この日は、右側と左側に検査レーンが分かれていて、右の列は人が並んで、混雑しているのに、左側ががら空きです。優先レーンなのか迷いましたが、左右両サイドの列に向けて、共通で進めの矢印の標識があってどちらでも良さげ~。時間はたっぷりあるので、ダメなら元に戻ればいいと、空いている左側のレーンに進むとあっという間に検査は終わりました。皆が並んでいるから、右へならえ~ではなく、左に行って良かったです。こんな時でも、ちょっと頭を働かせ、“自分で考える”私の旅の鉄則第一項です。もっとも、考えた結果失敗もするのだけれど。

パレルモ発ローマ行き
この日は搭乗口が15番でした
この日は搭乗口が15番でした
パレルモからローマまで、手荷物検査が最終の搭乗手続きです。あとは、電光掲示板で搭乗口の番号を確認します。パレルモの空港は、小さな空港なので、搭乗口からもここに到着した飛行機から旅行者が出て来ます。旅立つ人あれば、降り立つ人もあり、見送る人あれば迎える人ありで、それぞれどんな事情があって旅するのでしょうね。空港ってドラマチック。ガラス越しに間近に見える岩山も珍しく、出発が遅れているローマ行きを待つのも苦になりませんでした。

ローマからやって来るお孫さんを迎えに来ていた地元のご老人に聞くと
この岩山は「Motagna Longa」(モンターニァ・ロンガ)と言うのだそう
この岩山は「Motagna Longa」(モンターニァ・ロンガ)と言うのだそう
岩山の向こう続きには、広大な森林地帯が広がっているのだとか
ただのじゃまっけな岩ではないらしい