イタリアより

滞在日記

バーリにて/犬も歩けば in バーリ

バーリ大聖堂

南イタリアのバーリという町に来ています。イタリア半島は、長くつやブーツにたとえられますが、バーリはちょうどふくらはぎになるエリア、プーリア州の玄関口に当たる大都市です。今日はお天気が良くて嬉しいのですが、15時間余りの旅程と真夜中に到着したため、さすがにしんどいなぁとホテルの部屋でダラダラしていました。が、やはり思い直して、町の散策に出かけることに。

先ずは大聖堂へ向かいます。リベルタ広場からスヴェーボ城を横に見ながら角を曲がったら、なんと狭い場所に肩をすくめるような風情で聖堂が現れました。この町の古い歴史を物語るかのごとく、この聖堂は典型的なロマネスク様式で建てられています。バラ窓の大きさに目を見張っていたら、ちょうどミサが終わったようで、タイミングよく中に入れたのは良かったです。

大聖堂からカルミネ通りを経て、サンタクロースのモデルと言われる聖人ニコラが祀られているサン・ニコラ聖堂へも歩を進めました。ちょっとざわつく広場の人たちの様子に、これはきっと結婚式が行われるに違いないと思っていたら、案の定教会前に到着した黒塗りの車から花嫁さんが降りてきて聖堂へ入っていく。その刹那、幸せのおすそ分けを受けた気分でした。

サン・ニコラ聖堂にて

この教会の裏手になる旧市街も歩きましたが、オステリアやレストランが軒を連ねていて、ナターレ(クリスマス)が近いことをいやでも感じさせられます。夜になるとイルミネーションがキラキラ輝いて、更に賑やかな界隈になるのでしょう。コロナはもう無縁のような空気が漂っていました。が…

旧市街のレストラン街

翻って、私は?というと、しっかりとマスクを着けています。それも最強のFFP2。私の身を案じた娘からマスクは外すなときつくお達しがあったこともありますが、乾燥と日焼け予防になるし、おざなりの化粧も隠せるし…とその理由は、誠に不埒です。この町の大半の人たちはマスクはしていませんが、さりとて、マスク姿に奇異な目を向けられることはありません。

そうそう、この界隈の雰囲気が素敵なので、あちこちにカメラを向けていると、一人の男性から声をかけられました。撮って欲しいのだとか。底抜けに明るい笑顔を向けてポーズをするイタリア人のこういうフレンドリーさは、日本では絶対にないなと思いながらシャッターを切りました。

更には「この商品もお勧めだから宣伝してくれ」と頼まれましたが、「俺はトニだ」と名乗った彼に上記の写真を手渡せないのが残念です。

疲れたからといって、ホテルにこもっていたら、こんな写真は撮れなかったし、しばしのひと時ながら現地の人と触れ合える機会も失していた…まさに犬も歩けば~のバーリ散策でした。ちなみに↓こんなのにも出会ってしまった。。。

テアトロ・マルゲリータにて

うっかり入場してしまい

出るに出られず…