
オートラント城
2022.12.23撮影
オートラントでもう一つ目を引いたのは、9世紀にビザンツ帝国の要塞として建てられた「オートラント城」でした。正式名称は「Castello Aragonese di Otranto」アラゴネーゼ城、アラゴン城とも呼ばれています。

今更ながら
イタリア半島最東端に位置するオートラント
ギリシャやトルコはすぐ
イタリア半島最東端に位置するオートラントは、古くから東方へ向かう重要拠点であったとともに、イスラム教徒の支配国家であったオスマン帝国からは、攻め入られる絶好の対象でもあって、その為に町を守るべく、幾度もの改築が行われて来ました。

大聖堂の横にある脇道を行けば
アラゴネーゼ城はすぐ
2022.12.23撮影
有名なところでは、13世紀にフェデリーコ二世が、14世紀にはナポリ王であったアルフォンソ2世がこの城のリノベーションを手掛けています。古代より何百年にもわたって堅牢な城を築き上げてきたオートラント。その歴史故か、なんと「現代ホラー小説の祖」である『オートラント城綺譚(きたん)』の舞台として、その名が登場していました。

大聖堂すぐ横の
「チェノビア・バジリアーノ通り」へ
旅行前に知ったこの小説は、もう興味津々で、大急ぎで買い求めて読んだ訳ですが…文庫本わずか160頁ほどの短編だった為、あっという間に読了。今日のホラーの元祖と謳われているから、どんなにおどろおどろしく、奇怪で恐怖に満ち満ちているか…

旅行前に読んだ「オトラント城綺譚」
綺譚(きたん)とは
❛ 不思議な物語 ❜の意
ちなみに、わたしがこれまで一番怖かったホラー(怪談話)は、ギリシャ生まれのラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の、それこそ「怪談」に収められた短編「耳無し芳一」の物語。切なさも勿論あるのだけれど、そのストーリーにはやっぱり身震いがする…
-続く-